社章は通常、スーツの左胸にあるフラワーホールと呼ばれる穴に留めるのが一般的とされています。
ただ、クールビズではスーツのジャケットを脱いでしまうので、社章をどこに付けるべきか悩む方も多いようです。
そこで今回は、クールビズの際に社章を付けやすい場所を名古屋の社章制作会社・山脇マーク製作所が開設します。
クールビズに最適な社章のタイプや、クールビズに適した社章を作るときのポイントも合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
クールビズとは、2005年より環境省の呼びかけによって始まった夏の環境対策のひとつです。
衣類の選び方や着こなしに工夫を採り入れることで、過度な冷房の使いすぎを防ぎ、温暖化ガスの排出を減らすことを目的としています。
環境省では、室温28℃で快適に過ごせる服装を推奨しており、省内ではノーネクタイ、ノージャケット、半袖シャツなどの着用を認めています。
ではジャケットを着用しないクールビズ期間中は、どこに社章を付ければよいのでしょうか?
最もスタンダードな場所は、ボタンダウンシャツの襟先についているボタンホールです。
襟先のボタンは本来、シャツの襟立ちを良くするための装備ですが、クールビズ期間中はこのボタンを外せば、スーツのジャケットと同じように社章を取り付けることができます。
ボタンダウンシャツ以外のワイシャツを着用する場合は、ワイシャツの胸ポケットについているボタンホールに社章を付けるという方法もあります。
こちらも本来はポケットの形を整えるために使用するものですが、ボタンを外してホールに社章を付けることが可能です。
社章の留め具にはさまざまなタイプがありますが、平ネジ式や特ネジ式と呼ばれるネジ式タイプの社章は、ホールに装着するのが前提となっています。
そのため、襟先や胸ポケットにボタンホールがないタイプのシャツを着用すると、社章を付けることができません。
自分でボタンホールを開けることも可能ですが、慣れていない方が行うと見栄えが悪くなってしまう可能性が高いため、あまりおすすめできません。
では襟先や胸ポケットにホールのないシャツに社章を付けるにはどうすれば良いかと言うと、ネジ式以外の社章を利用するのが最も手っ取り早い方法です。
かつては社章と言うとネジ式が一般的でしたが、近年はさまざまなニーズに応えるため、留め具のタイプが異なる社章が複数販売されています。
新しく社章を作ることを検討している場合は、社章の付けやすさも考慮して留め具のタイプを選ぶことをおすすめします。
クールビズにおすすめの社章のタイプについて、詳しくは次項で説明します。
社章にはさまざまなタイプがあります。
ここではノーネクタイ、ノージャケットのクールビズにおすすめのタイプを4つご紹介します。
ショートクリップ式は、短めのクリップで生地を挟み込めるタイプの社章です。
社章の裏側に小さなクリップがついたタイプと、クリップそのものが社章になっているタイプの2種類があります。
クリップで襟や胸ポケットの生地を挟むだけで固定できるので、シャツを替える時の付け替えも手軽に行えるところが魅力です。
装着は簡単ですが、クリップそのものの力は強いので、外回りの営業で活発に動いても社章が落ちる心配はありません。
スーツのジャケットの襟にも付けやすいので、クールビズ期間中だけでなく、一年通して活用できるのもメリットです。
タイタック式とは、社章の裏についた針で生地を刺し、裏側から留め具で固定するタイプです。
生地の厚みに合わせて、針が長いロングタイタックと、針が短いショートタイタックの2種類が用意されています。
また、留め具に鎖がついたUSAタイタックと呼ばれるタイプもあります。鎖の先にはリングがついており、ボタンなどに掛けておけば、針から外れても留め具が落下せずに済みます。
ボタンホールがなくても付けられるので、シャツのデザインに関係なく社章を付けたいときに適しています。
ブローチ式は、裏側に安全ピンがついているタイプの社章です。
名前の通り、ブローチを付ける要領で、生地に針を通し、留め具で固定します。
裏金具のピンにはいろいろな種類があり、社章の大きさに合わせて選ぶのが一般的です。
たとえば、小さめの社章にはシンプルな管ピン、横長の社章には造花ピン、大きめの社章には回転ピンや車ピンなどが用いられます。
針をしっかり生地に通せば、社章が回転したり、外れたりすることがないので、社章をきっちり付けたい方におすすめのタイプです。
マグネット式は、磁石の力で社章を留めるタイプです。
表に見える位置に社章を当て、生地の裏側から社章と同じサイズ、あるいは小さめのサイズの磁石を当てることで、衣服に社章を固定する仕組みになっています。
マグネット式のメリットは、生地に跡をつけたり、穴を開けたりせずに社章をつけられるところです。
また、社章をつける部位も選ばないので、見栄えにこだわりたい場合におすすめのタイプといえます。
ただし、マグネット式の場合、厚手の服(スーツ)には適しません。また、精密機器に不具合が生じる可能性がございます。その他にも注意点がいくつかございますので、予めご了承ください。
クールビズに適した社章を作る際に押さえておきたいポイントを2つご紹介します。
クールビズは暑い夏場の環境対策ですので、社章も涼しげなデザインにするのがおすすめです。
色付きの樹脂や、七宝焼きで社章を作れば、青や緑といった爽やかな色のカラー社章を作ることができます。
会社にはそれぞれイメージカラーやロゴがありますが、クールビズの期間中だけ夏仕様の社章に変えてイメージチェンジを図ってみても良いでしょう。
クールビズ期間中の服装規定は会社ごとに異なりますが、社員全員が無理なく社章をつけられるよう、衣類のデザインに左右されない社章づくりを心がけることが大切です。
たとえばクリップ式の社章は襟付きのシャツに適していますが、女性社員の中には襟のないトップスを着用する方もいます。
男性用はクリップ式、女性用はマグネット式やブローチ式など、性別ごとに異なる社章を作るのもひとつの方法です。
クールビズに適した社章を作る際は、社章のタイプやデザインなどに配慮するのがポイントです。
社章はデザイン、色、仕上げなどの組み合わせによって多種多様なパターンを製作できますので、自社のニーズに合った社章を作れる業者に依頼することをおすすめします。
昭和19年から社章の製作に携わっている山脇マーク製作所では、お客様のご要望やニーズ、ご予算に合わせて社章をお作りいたします。
自社生産ですので、熟練の職人が作ったハイクオリティな社章をお手頃価格で提供することが可能です。
デザインもラフ案や名刺からご相談にお乗りしますので、「クールビズに適したデザインの社章を作りたい」「夏仕様の社章づくりを検討したい」という時は、名古屋の社章製作会社・山脇マーク製作所までお気軽にお問い合わせください。