社章を製造していて、困るのが金型が壊れることです。通常、金型を製作してから、そのまま使用するわけではなく、焼き入れといった工程を踏んで、金型を固く頑丈にします。この焼き入れの工程は重要で、焼き入れが甘いと、金型が壊れてしまいます。また、いくら焼入れがうまくいっても、社章のデザインが壊れやすいものですと、いくら焼きをうまくいれても、かけてしまったり、割れてしまったり、へこんだりします。本当に厄介です。僕が体験したなかで4回金型が壊れたことがありました。ここまでくると、儲けとはどうでもいいので、とにかく社章を作り上げることで頭がいっぱいになります。金型の土台にもいろいろ種類がありますが、こういった社章を製作する金型でよくつかうのは2種類です。土台でも会社によって焼き入れが入れやすかったり、むずかしかったりすると、焼き入れ屋さんから聞いたことがあります。焼き入れ屋の暑さは当たり前ですが、半端ないです。夏は体感温度50度くらい(あくまで私の感じた温度です)に感じます。先ほど、社章のデザインによって、金型がかけやすいといいましたが、デザインでいうと凹部分、つまり金型でいうと凸部分が細かったりするととてもかけやすいので、要注意です。こういったかけ易い社章の時は、純銀や金、プラチナを使用します。たまに丹銅を使用しますが、仕上がりが綺麗にならないので、あまりお勧めしません。これらの材質であれば、あまり金型がかけることがないので、安心です。もちろん、絶対ではないですが、大抵これらの材質で社章製作を御希望される方は、数量が多くないので、リスクがすくなるなるのです。